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膠原病の症状
膠原病は皮膚や関節といった身体の各種を結び付けている結合組織に炎症の症状が発症する病気で、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症など8種の症状があるとされています。膠原病ではまだはっきりとさいた原因が解明されていないですが、自己免疫疾患といわれ、その多くが国の特定疾患の認定になっています。最新の免疫学の研究の成果から膠原病の発症の仕組みも次第に明らかになってきていて予防や希望をもてるようになってきています。
膠原病 リウマチ
リウマチは、関節の変形、腫れ、起床時のこわばり等が左右対称にあらわれます。進行すると関節が破壊され、その機能が失われてしまいます。膠原病の中で最も患者数が多く、40歳前後の女性に多発します。
膠原病 全身性エリテマトーデス
全身性エリテマトーデスは、発熱、関節痛、皮膚の紅斑等があらわれ、特に、両親に蝶が羽を広げたような形の蝶形紅斑が特徴的です。発疹等の皮膚症状は日光にあたるとでやすくなります。腎臓障害をはじめ内臓にも障害がおこりやすく、また、うつなどの精神症状がみられることもあります。リウマチに次いで患者数が多く、20〜30歳代の若い女性に多発します。
膠原病 強皮症
強皮症は、内臓や皮膚のコラーゲン線維が硬くなる病気で、冷たい温度にさらされた時などに手指の先が白や紫に変色するレイノー症から起こります。手指の腫れやむくみ、皮膚の硬化の他、傷が治りにくく、壊死、潰瘍をおこしやすい状態になります。食道、腸、肺、腎臓が障害されると、逆流性食道炎、便秘、下痢、咳、高血圧などをおこします。年配の女性に多発します。
膠原病 多発性筋炎 皮膚筋炎
多発性筋炎 皮膚筋炎は、全身の筋肉に炎症のおきる病気で、階段の昇降、物を持つ、起立する動きが難しくなります。上まぶたや関節部に紅斑が発生するケースでは、皮膚筋炎、紅斑がない場合は、多発性筋炎と診断されます。子供と40歳以上の中高年女性に多く、中高年の皮膚筋炎で乳がんや胃がん、肺がんを起こしやすくなるので気をつけましょう。
膠原病 結節性多発動脈炎
結節性多発動脈炎は、中から細い動脈の壁に炎症が発症し、血流が悪くなる結果、末梢血管障害や腎臓障害などをおこします。発熱、体重減少、倦怠感などの全身症状もみられます。中年男性にやや多い病気です。
膠原病 シェーグレン症候群
シェーグレン症候群は、唾液腺や涙腺などの外分泌器官が冒されて唾液や涙がでにくくなり、食物を飲み込みにくくなったり、目が乾燥して痛んだりします。患者の9割は女性で、40歳代に発病のピークがあります。
膠原病 混合性結合組織病
混合性結合組織病全身性エリマトーデス、強皮症、多発性筋炎など、いくつかの膠原病の症状が混合しているものをいいます。20〜30歳代の女性に多くみられます。
膠原病 リウマチ熱
リウマチ熱の症状は、A群β溶血性連鎖球菌の感染かおこり、咽頭炎、発熱、移動性の関節炎、心臓障害がでてきます。15歳以下に起こりやすく、学童期の検診で予防できるので罹患者は減少傾向にあります。
膠原病の原因 自己免疫疾患
自己免疫疾患とは、本来ならウイルスや細菌などの異物から生体を守るはずの免疫が、自分自身の身体を攻撃してしまう病気になります。膠原病患者の血液中には、自分の身体の成分に対する自己抗体が多く存在し、また、リンパ球も直接自分の細胞や組織を攻撃すると考えられています。自己抗体をつくりやすい体質は遺伝することがわかっていて、この素因を持つ人に、感染、過労、妊娠、出産、外傷、日光、など何らかの誘因が加わると膠原病の発症につながるといわれます。自己免疫疾患は、これまで、原因不明で治療困難な病気とされてきましたが、最新の研究で発症のしくみも少しずつ明らかになり、解決への糸口が見えてきました。
膠原病について
膠原病は、全身の膠原繊維に炎症が起こる疾患です。膠原病には骨や関節、筋肉に痛みやこわばりを起こしてしまうリウマチ性疾患や、自分の身体のコラーゲン線維に免疫反応を引き起こす、自己免疫疾患などを持ち合わせている病気の総称です。コラーゲン線維は細胞と細胞を結んでいる結合組織の成分で、皮膚、関節、筋肉、血管、臓器等の分布してその構造を支えています。そのため、免疫系の攻撃によって膠原繊維が冒されると、皮膚や関節、筋肉など、全身に様々な症状がおこってきます。